アメリカン節約記

インフレ・物価高に負けない!在米邦人の節約生活を応援するライフハック

セクション8の概要

アメリカ連邦政府の家賃補助プログラムであるセクション8について簡単にまとめてみた。

セクション8の概要について

  • セクション8はアメリカ連邦政府から出る家賃補助で、全米で利用可能。実務は各地域の担当部署が行う。
  • 対象者:低所得者・高齢者・障碍者。具体的な所得制限は、居住地域と家族構成によって異なる。
  • 家は民間の賃貸市場から選ぶことが可能(公営住宅に限らない)。一軒家、コンドミニアム、タウンハウスなど幅広いタイプの住居が対象となる。
  • 家主の同意が必要(賃貸物件のオーナーは、自分の物件でセクション8テナントを受け入れるかどうか決定することができる。セクション8を受け入れるためには、物件の検査と審査が必要)
  • バウチャーは、直接家主に支払われ、テナントは家賃のバウチャーの差額を支払う。
  • バウチャーは発行後180日で失効する。この期間内に住居を見つけなければいけない。
  • 障がいがあるなど事情がある場合バウチャーの期間を延長申請することができるが240日を超えることはできない。

※この内容の正確性は保証できません。 詳しくは地域のソーシャルワーカーやハウジング当局に問い合わせてください。

ロサンゼルス:セクション8住宅待機者リスト抽選が開始(10/17-10/30まで)

カリフォルニア州、ロサンゼルスで、セクション8住宅待機者リスト抽選が5年ぶりに正式に開始された。

セクション8は、対象となる個人や家族に、家賃の一部を民間の家主に直接支払うことで賃貸支援を行い、ホームレス人口の減少につながるもの。エリック・ガルセッティ市長は、「セクション8の待機者リストを再開することで、何千人もの隣人に安全で安定した住居の機会を提供します」と述べた。申し込みは10月30日(日)午後5時まで受け付けており、応募期間終了後、ロサンゼルス市住宅局(HACLA)は、コンピューターによる無作為の抽選で最大3万人の応募者がウェイトリストに掲載される。

応募資格

申請者は、連邦政府の「超低所得者」のカテゴリーに該当する必要がある(個人の場合、年間所得が41,700ドル以下、4人家族の場合、年間所得は$59,550。バウチャーを利用できるのは、米国市民、またはビザを持つ移民、または世帯員の少なくとも1人が合法的な移民資格を持つ「ミックスステータス」の世帯のみ。(収入制限について詳細はこちら

Section 8 income limit

応募方法

Log In - Applicant Portal からオンラインのみ。(手渡し、メール、ファックス、郵送などはNG)

応募には有効なEメールアドレスを持っていることが必要。パソコンがない場合は、地元の図書館でパソコンを使うことが可能。

LA's Section 8 housing lottery waitlist opens: How to apply

アメリカの食料サポートプログラム

SNAP (Supplemental Nutrition Assistance Program)

いわゆるフードスタンプやEBTと言われる食料品を買うための毎月支援プログラム(カリフォルニアではCalFreshという名前)。支給条件は居住州によって異なる。

条件や申し込み方法は以下から見ることができる。

https://www.fns.usda.gov/snap/state-directory

TEFAP ( The Emergency Food Assistance Program)

DSFP

CACFP( The Child and Adult Care Food Program)

デイケアセンターに通う子供たち(またはシニアデイケアセンターに通う60歳以上のシニア・または障害を持つもの)の食費を払い戻す。

https://www.fns.usda.gov/cacfp

SNLP(The Child and Adult Care Food Program)

低所得家庭の子供に、学校給食の一部または全額を払い戻す。

https://www.fns.usda.gov/nslp

SBP(School Breakfast Program)

学校で無料の昼食を提供するプログラム(子供が通う学校が本プログラムを提供している必要がある)

SFSP (The Summer Food Service Program)

夏休み(6,7,8月)の期間中、18歳以下の子供たちが昼食を無料で食べられる。

WIC (Women, Infants, and Children)

妊娠中・産後・授乳中、または5歳以下の子供の世話をしている女性が対象。

https://www.fns.usda.gov/wic/wic-eligibility-requirements

食べるものがない!そんな時にサポートしてくれるフードバンク

フードバンクとは

フードバンク(Food Bank)は、困っている人たちに食料を支給するプログラムだ。USDAによればアメリカでは、3.4億人以上の人々が食料不足に苦しんでいる。特に、パンデミック以降この傾向が加速し、子供のいる家庭や有色人種の世帯でこの傾向が高くなった。米国にはいわゆる「フードスタンプ」をはじめとして、食料品を買うための福祉サポートがいくつかあるが、受給条件を満たさない家庭はフードバンクを利用して、食料を補うことができる。

フードバンクは全米にある。以下のサイトでは自分の住所を入れることで、近くのフードバンクを探すことができる。

U.S. Hunger Relief Organization | Feeding America

カリフォルニアのフードバンク

www.cafoodbanks.org

検索サイトで、「(自分の住んでいる市の名前), food bank」などのキーワードで検索するのもおすすめだ。

英語のリソースが読みづらい場合は無料で使える翻訳サービスを使おう。

https://translate.google.com/

DeepL Translate: The world's most accurate translator

フードバンクでは何がもらえるの?

フードバンクによって違うと思うが、フードバンクでは様々な種類の食べ物をまとめて箱や袋にいれてある。芋、ニンジン、お米、缶詰、豆など、様々な食料がもらえる。中身は微妙に異なり、中身を自分で選ぶことは難しいと思う。

フードバンクに寄付したい場合

買いすぎてしまったパスタや缶詰、お菓子などをみんなが持ち寄り、フードバンクに寄付することが可能だ。学校や企業、また地域では定期的に「フードバンクに寄付するための食糧の寄付」(food drive)を募っている。また現金を寄付することで地元のフードバンクを支えることも可能だ。

LA市長・低所得者向けにベーシックインカムを提案

Breakin LA

LA市長がエリック・ガーセッティが低所得者向けにベーシックインカムを提案した。このプログラムは、BIG LEAP(Basic Income Guaranteed: L.A. Economic Assistance Pilotの略)と呼ばれ、予算は24ミリオンドル。2,000世帯に対し、12ヶ月間、1,000ドルの小切手を配布し、用途は問わない点で、フードスタンプなどと異なる。*1

ベーシックインカム制度は、既存の社会福祉制度を受けるには収入が高すぎる低所得者層たちの助けになると言われる一方、勤労意欲そそぎ、使用用途に制限がないことから、受け取った財源が不適切に使われる気k先生があるなどとの批判がある。これまで、10を超える全米の地域で小規模な実験と検証が繰り返されてきた。

アラスカでは、1982年以来、市民に対し、年間1000ドルから2000ドルのチェックを配布し、ノースカロライナ州のチェロキーインディアン居住地では、年間4000ドルから6000ドルの小切手を配布している。

2019年2月当時、カリフォルニア州ストックトンの市長だったマイケル・トッブズは、Stockton Economic Empowerment Demonstration (SEED)というプログラムをたちあげ、市民の収入の中央値に満たない層から無作為に選んだ125名に対し、1年間月500ドルを配布した。財源は寄付だった。その結果を調査したところ、就業率は向上し、彼らの財政的、身体的、精神的健康状態は改善したという。*2

コンプトン市は、3ヶ月ごとに1800ドルを配布する計画が発表され*3、オークランド市長は、600の低所得世帯に対し月額500ドルを18ヶ月間配布する「guaranteed income」を発表した。予算は6.75ミリオンで、財源は個人的寄付。*4

The War on Normal People: The Truth About America's Disappearing Jobs and Why Universal Basic Income Is Our Future (English Edition)

2020年の大統領両選挙予備選に出馬したアンドリュー・ヤンは「すべてのアメリカ市民に毎月1000ドルの配布」のワン・イシューで。また、個人的に10世帯を選び、1000ドルの小切手を送付していたという。現在ニューヨーク市挑戦に出馬中で、リードが伝えられいるアンドリュー・ヤン。彼が当選すれば、再びベーシック・インカムをめぐる議論が過熱しそうだ。

ベーシックインカムへの道

ベーシックインカムへの道

アメリカで家を買う!全体的な不動産購入の流れ

アメリカで不動産(一戸建て・マンションなど)を購入する時の流れをいかに記載しておきます。

・不動産を探す ・オファーを入れる ・レンダー(ローン会社)を探す(現金一括購入の場合は不要) ・オファーが通る ・エスクローが開く ・保証金を振り込む ・もろもろ手続き(インスペクション・アプレイザル・ローン審査・住宅保険の選定など) ・エスクローが閉じる(買い主が頭金残金をエスクロー会社に支払う・またローン会社から家の金額がエスクローに支払われ、売り主に家の金額が入る)

自分用メモです。

登場人物は以下の通りです。

・買い主 ・売り主 ・買い主エージェント ・売り主エージェント ・タイトルカンパニー ・レンダー(住宅ローン会社):住宅ローン(モーゲージを使う場合)

「株式投資」と「仮想通貨」の民主化を目指したロビンフッドとコインベースが株式上場予定

ども、アメリカ節約情報 (@amesetu) です。最近節約だけじゃなくて、節約して得た余剰資金を「投資」に回そう!というコンセプトのもと、投資の勉強をコツコツとしております。

インターネット掲示板Redditに集った個人投資家(retail invester)がヘッジファンドに一泡吹かせた「Gamestop株事件」は、株式投資の歴史に刻まれ、さっそく、これを取り上げた記事やドキュメンタリーが生まれています。今後、映画にもなるかもしれません。この「株式投資のフランス革命」を可能にしたツールのひとつが「ロビンフッド」という投資アプリです。

このロビンフッドは、Gamestopの株が急上昇した際、ブローカーとして必要なデポジット学を確保できないとして、一時的にGamestopの株購入動作ができないようにブロックをかけたところ「個人投資家の権利を侵害しているのでは」と大騒ぎになりました。これによって、集団訴訟の訴えも起こり、一部のロビンフッドユーザーは「もうロビンフッドは使わない」とサービスの移行を呼びかけています。

ロビンフッドは、「投資の民主化」を掲げ、手数料無料で株式取引を可能にする、という業界のディスラプターです。Charles Schwab, E-Trade, Fidelityなどの競合他社はロビンフッドに追随することを余儀なくされました。ロビンフッドは2021年にIPOを予定しています。

もう一つ、ファイナンス系で注目するべきなIPOが仮想通貨と保管サービスを提供するCoinbaseです。Coinbaseは、ビットコイン、イーサリウム、などさまざまな仮想通貨を取引できます。現在仮想安価な株式公開方法である「ダイレクト・リスティング」を利用して、ナスダックに上場する予定です。2018年には日本法人も設立されています。