ども!アメリカでは精子提供が認められており、精子提供をすることで、お金をもらえます。今回は、最大月に1,500ドルまで貰えるアメリカ・カリフォルニア州の精子バンクcyrobankの紹介をします。
アメリカで精子ドナーになる方法
アメリカで精子ドナーになると報酬が貰えます。しかし、誰でも精子提供できるわけではなく、精子ドナーになるためには色々な条件があります。条件は施設によって異なると思いますが、以下はcyrobankで定められている条件一例です。
年齢:19〜38歳
学齢:大卒以上
職歴:考慮
ビザ:米国内で就労資格があること
健康:健康であること
その他にも様々な厳しい基準を満たした場合に、認定ドナーとして認められ報酬を受け取ることができます。
期間中、感染症検査や遺伝子検査を含むさまざまな検査を実施し、個人および家族の医療履歴、健康状態、そしてウェルビーイングについての調査があります。
アメリカの精子提供は、このように厳しい基準を通過した候補者のみがドナーになれるのです。
初回のアポイントメント
初回アポイントメントでは、最初の精液サンプルを採取します。サンプルは、精子がプログラムの基準に適合しているか確認するためだけに使用されるため、報酬は貰えません。通常、3日以内に結果が出ます。
初回申請が承認されると、プログラムのオリエンテーションを受け、以下を含むドナー情報が作成・確認されます
- ドナー番号
- ドナープロファイル(個人、家族、および医療履歴に関する情報を提供する書類)
- 幼少期の写真3枚
このプロセスでは、医師による一般的な身体検査、ライセンス取得済み心理専門家による心理評価、犯罪歴および学歴の確認、遺伝子疾患の有無や家族の病歴などについての情報がレビューされます。
身体検査が完了して、完全なドナーとなった後に、精子提供を行うことが可能となり、報酬が支払われます。
精子提供でいくら貰える?
精子提供でもらえる金額は、1回あたり$10〜$175と幅があります。また場所によってはボーナスを用意していることがあります。
精子提供の報酬は「収入」になる?学生ビザでも大丈夫?
精子提供の報酬は、IRSに報告され、確定申告の対象となります。1年に600ドル以上報酬を受け取った場合は1099タックスフォームが発行されます。
精子提供は「雇用」ではありませんが、報酬を受け取ることになるため、F-1やJ-1ビザでアメリカに滞在している場合は、ビザの条件に違反してしまう可能性があります。
提供した精子は誰がどう使う?
精子バンクに登録された精子は、様々なクライアントに使われます。例えば精子に問題があって妊娠できないために不妊治療をしているカップルや、結婚せずに子供を持つことを選ぶ独身女性(選択的シングルマザー)、また女性同士で子供を持ちたいレズビアンカップルなどもいるようです。自分の精子がこのような困っている人の助けになるのであれば嬉しいですよね。
精子ドナーと子供との関係はどうなる?
しかし、精子提供は人の命が関わる問題です。別途紹介した血漿の寄付と違い「自分の精子を使った子供が自分の知らないところで生まれていく可能性がある」という事実があります。お金が貰えるとはいえ、それと引き換えに、自分の知らないところで自分の遺伝子を持った子供が生まれ育っていく可能性がある、という感覚について違和感を覚えるかどうかは人によって異なるでしょう。
もちろん「子供」といっても、ドナーと子供の間に法的な親子関係はなりません。精子ドナーは養育費を払う必要などもありません。また親としての権利も持つことはできません。
一般的には、誰が自分の精子を利用したのかを知ることはできず、自分の精子を使って生まれた子供の写真を見たりすることもできません。ただ子供が18歳以上になった時、もしも子供が要求した場合はドナーの名前・誕生日・住所が知らされます。※施設によってポリシーが違うと思うので、確認してください。
詳しくは、オリエンテーションで施設から詳しい説明があると思うので、それを聞いて決めてください。
この記事の内容は、cryobankのウェブサイトを参考にしました。
https://www.spermbank.com/
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