車社会のアメリカ・ロサンゼルスで「公共交通機関」を使って節約するコツ

Green Line

数年前のことである。SNSで知り合ったとある人からDMがきた。その方はミュージシャンで当時、アメリカの某都市に留学していたのだ。私はその方のCDを買ったり大ファンで、時折コメントをする程度の中だったが、突然DMを貰って舞い上がった。しかし、彼のDMの内容は「一度お会いしませんか?」とかトキメクものでは全然なくって……「今度ロサンゼルスに引っ越そうと思っていますが、ロサンゼルスは、車なしでも生活できるのでしょうか」という質問だった。

私は渡米直後こそ車がなくてバスに乗っていたが、それでもたいてい人に乗せてもらっていたし、その後自分でも比較的すぐに中古自動車を購入したため(中古自動車の個人売買のコツはこちらからご覧ください)、「そもそも自動車がない生活」を予想するのが難しかったのだ。しかし、好きなミュージシャンに媚を売ろうと「あのあのあのよかったら、私送迎します!」とトンチンカンな返答をして以来その方との縁は途切れてしまい……(今では日本に帰国し活躍されてます)それから数年後、ようやく私は「ロサンゼルスで公共交通機関を使う方法」を学んだのだった(遅い)。遠い目。

はい、前置きが長くなったが、結論から言う(さっさとしろ)。アメリカ(というかロス)で車なしの生活は、不便だけど、なんとかなる!今回はそんなお話。

ロサンゼルスの公共交通機関について

まずはロサンゼルスの公共交通機関の概要か。覚える必要は全くなく、ざっと頭に入れてくれればOK。

メトロレール(電車)

ロサンゼルス都市圏では、高速交通システムとして「メトロレール」という電車がある。現在は、市内をカバーする6つの路線が稼働中だ。路線にはアルファベットと色の名前がついており、レッドライン、パープルライン、ゴールドライン、ブルーライン、グリーンライン、そしてエキスポラインは、ロサンゼルスの近郊を走るライトレール路線である。ロサンゼルス国際空港からも接続がある(空港からメトロの駅まで無料の送迎バスが出ている)。

メトロバス

「メトロバス」は、ロサンゼルス市内及びその近郊で走行するバスシステムの名である。200以上のバス路線が市内の各所を網羅し、メトロレール線との接続も図っている。おそらくロサンゼルスの公共交通機関で最も広い範囲をカバーしているのがメトロバス。また近隣の市が独自で走らせているバスシステムも多く存在する。

メトロリンク

「メトロリンク」はオレンジ・カウンティ、ベンチュラ、サンバーナーディーノ、サンディエゴなどの近隣エリアからロサンゼルスダウンダウンへの通勤のために作られたという鉄道システムが存在する。このシステムはロサンゼルス市内及びその近郊を縦断する7つの路線で構成されている。南カリフォルニアの様々な郡を走行するこのシステムは、通勤者にとって非常に便利な存在である。

また、ロサンゼルスから、アナハイムのエンジェルス観戦に行きたいとか、ディズニーランドに行きたい場合などにも重宝するみたい。タクシー移動するとバカ高いと思うので、覚えとくとよさげ。

DASH

Dashはダウンタウンをはじめ様々なエリアにあるミニバスだ。比較的狭いエリアを行ったりきたり、ぐるぐる回ったり、コミュニティ内の移動という感じの小回りで効くバスって感じ。

おまけ:メトロバイク・シェア

おまけとして、自転車共有プログラムとして「メトロ・バイク・シェア」がある。市内のさまざまなステーションから自転車を借りることができ、他のステーションに返却することが可能である。またBirdやLimeなどのスクーターシェアや、Uber,Lyftなどのライドシェアもありますが、「公共交通機関」とは外れると思うので、これについては、また改めて。

路線検索

「あそこまでメトロで行けるのかな〜?」不思議に思ったらまずは、メトロの公式サイトで調べてみるのがおすすめ。
Google Mapとかでも普通に調べられるー。検索結果のオプションで「公共交通機関(Transit)」を選ぶと、公共交通機関を使った行き方が出てくるよ。

  • Google Map(地図+路線案内)
  • Apple Map(地図+路線案内)

必須アプリ

実際に乗る時は、以下のアプリを入れることを真剣におすすめする。複雑な時刻表や、乗り換え案内、またバスの遅延状況なども一発でわかるので、入れといて損はなし。メトロリンクもアプリがあるがこれは割愛。

TAPは支払いのためのアプリ。ロサンゼルス版SUICAみたいなもん。それに。路線検索機能がついているアプリ。駅で物理的なカードを買う方法もありますが、駅によっては販売機がないところもあるので、アプリを入れるのが確実。アメリカの電話番号がない方は、無料で電話番号を登録してから登録するように!

Transit
これはロサンゼルス以外でも使える公共交通機関乗り換え案内アプリ(アメリカ版ジョルダンみたいなもん?)TAPがカバーしていない路線もカバーしてくれたり、混雑状況や交通状況の遅れなどもリアルタイムで、路線検索はこちらですることが多い。

あとは、行きたい場所の名前や住所と、到着時刻(または出発時刻)を入力するだけ、複雑な路線の中から乗り換え提案をいくつかしてくれる。レンタカー代やUber代を節約したい場合や、自家用車を出した時のガソリン代・駐車場代なども節約できるので、かなりお得。

メトロ割引対象

メトロは、低所得者(年収$41,400以下)、K-12の子供の一部、62歳以上のシニア、身体障害者などに対して割引料金を適用している。事前の申し込みが必要だが、詳しくはこちらから

特におすすめのシーン

公共交通機関がおすすめのシーンは、なんと行っても「ダウンタウン」や「観光地」など。渋滞がひどく、駐車場が高い場所に行く時だ。あとは現地でお酒を飲むパターンなど。自分で運転しなくてすむ点はタクシーやライドシェアと共通だが、UberやLyftより圧倒的に安いので、節約したい時には公共交通機関は最高だ。あとはできるだけCO2を排出しないライフスタイルを心がけている場合などにもいい「一人で車に乗る」って排気ガスを撒き散らすより、メトロに乗った方がグリーンな移動手段を使っていると言えるだろう。

気をつけてほしいシーン

逆にバスや電車利用で気をつけたいのは、まず、かなり時間がかかる点。自家用車なら30分くらいでつく距離でも、メトロでは1時間以上かかるなんてことはザラ。乗り換えで失敗したり、バス停で待っている時間がかなりあるので、時間に余裕を持って移動する必要がある。

次に、夜に使用する場合も要注意。例えばスポーツ観戦やコンサートなどで帰りが遅くなる場合、帰りの路線がなくなる場合がある。また、そもそも公共交通機関は、利用者層が幅広く、ぱっと見た感じ「治安が悪い」と感じる時もあるかもしれない。在米が長い人は問題ないと思うが、観光や短期留学で来たばかりの人は日本のバスや電車とは全く違うということを念頭に置き、周りの状況に注意を払いながら自分の身を守って欲しい。

お題「節約する(ケチる、ともいう?)のが好きですが、みなさんの節約術を教えてください。ぜひ参考にさせていただきたいです。」

るるぶロサンゼルス'24 (るるぶ情報版)

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