アメリカで生き延びるには「交渉」が大事!医療費、手数料、交通違反…とりあえずは「交渉」してみよう

ども、アメリカ節約情報 (@amesetu) です。今日は、交渉大国アメリカで「とりあえず値切ってみる」交渉方法について紹介します。日本で育った人にとっては、難しいかもしれませんが、一度やってみる価値はありです。うまく行けば、大きな節約が期待できます。

日米の文化の違い:交渉って何よ?

わたしは日本にいた時は、ルールを絶対的なものとして捉えていました。なので、納得いかないことでも「これがルールだし……」と思って従ったり、支払ったりしていました。しかし、アメリカだと、ルール自体はきっちりしていても、運用がゆるかったり、「どう考えても変!」なことが起こって交渉せざるをえない時が出てきたりします。また現実的に不具合が出ていると「それならこうしましょう」みたいな感じで、ルールにない解決策を提案されたり……ということが結構あります。

つまり、アメリカでは「交渉」がとても身近。それを組み込んだ上で社会ができているのでは?と思うくらいです。交渉ができないと、逆に損をしているのでは?と思うほど。日本から来ててだと、おそらく「交渉」する文化に慣れていない人も多いと思うので、この記事が参考になれば幸いです。

アメリカで医療費を交渉する

そもそも、アメリカの医療費請求は間違いが多いです。

なので、アメリカの病院からの明細をしっかり見て、保険会社からのEoB(Explanation of benefit)と比較し、不可解な点や、納得できない点を見つけたら、減額交渉しましょう。

アメリカの医療保険は複雑なので、アメリカの病院の窓口の人も理解できていない場合が結構多いです。それなのに、自信満々に請求してくるので、本当にたちが悪いのですが……。「納得できない」「わからない」ときは、遠慮なく質問して、納得いかない請求は交渉していきましょう。

歯医者、医療費、入院などで、予想外の請求が来て、払えない場合、「払えない」と言ってみましょう。周りの体験談などを聞くと、自分の給料の額や、家族構成、また出費が続いている事情などを書いていくと、医療費が減額されるようです。また、「分割払いでいいよ」と言われる場合もあります。一年間くらい無利子で分割できるローンを用意しているクリニックが多いようです。

アメリカで手数料を交渉する

アメリカの銀行などで手数料を取られた場合、ダメ元で銀行と交渉してみましょう。この時は、電話や窓口でやるのではなく(電話などでも試してもらえる場合がありますが)、手紙がオススメです。

  • 手紙はビジネスレターの書式に則ってプロフェッショナルに書く(サンプルレターはこちらから
  • アカウント番号、手数料の発生した日付、金額などを全て書く
  • 手数料を減免してほしい理由を書く

わたしは、トールフリーではNGとされたリクエストが、手紙ではOKになったことがあります。

※日本でも、業務として多くの振込を行っている場合、振込手数料を交渉して減免することができるようです。

アメリカで交通違反チケットを交渉する

アメリカの交通違反(traffic ticket)については、書くと長くなりますが、様々なパターンがあります。

アメリカの駐禁チケット(parking ticket)の交渉

駐禁チケット(parking ticket)は、地方自治体から来る場合と、民間事業者(駐車場運営者)などから来る場合があります。

過去に「駐車料金を支払ったのに、チケットが来た」場合で、違反料金分の小切手とともに、事情を書と目撃者(同行者)もいる旨を手紙にして送ったら、違反料金分の小切手が返却されたことがあります。

アメリカの有料道路(toll road)の罰金チケット交渉

アメリカの高速道路(freeway)は、たまに「有料(toll road)」のところがあります。窓口やETCのような形で有料期間が明確な高速道路はよいのですが、最近では、車の中に機械を入れておき、そこを無線で読み取る式の集金システムが広まっています。この機械を取り付けずに有料道路を気づかずに通ってしまった場合、一ヶ月くらいしてチケットが送られてきます。

通行料自体は数ドルなのですが、無断通行すると、罰金で20ドルくらいになり、期日までに支払わないと、ペナルティーが増えて100ドルくらいになってしまいます!

わたしは、一度、100ドルくらいまでペナルティーが増えてしまったのですが「そもそも気づかなかったし、通行料分だけで勘弁してもらえませんか?」とお願いの手紙を書いたところ、初回のチケット料金(20ドル)に減額してもらえました。

スピード違反、信号無視などの違反チケット交渉

スピード違反や信号無視でチケットを切られたが納得できない場合、
いくつかの方法があります。トラフィックスクールに通うことや、交通裁判(Traffic court)で争うことができます。

交通裁判は、ほとんどの場合勝てないと言われています。しかし、稀に相手の警察官が裁判所に出頭してこない場合、欠席裁判で勝つことができます。また、わたしは、2年前、警察官が裁判所に出頭してきたにも関わらず、なぜか彼らが「訴えを取り下げる(dismiss)」というので、奇跡的に勝訴できたことがあります!交通裁判に至るまでの方法や書いたレターなどの詳しいやり方については別記事に詳しくまとめる予定です。

まとめ

こう書いてくると、アメリカではいろいろな場面で「交渉」が必要で、その多くを経験してきたことに驚きます(笑)

まとめると、アメリカで交渉して節約するために大切なのは以下のポイントです。

  • 納得行かない時は「ダメ元」で交渉してみる
  • 重要なコミュニケーションでは「手紙」を使う
  • うまくいく時もあれば、行かないときもある。人生と一緒。

アメリカで「交渉して成功した!」体験談を募集します!

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アメリカという異国で頑張る同胞の力になれたら、こんなに嬉しいことはありません!

Happy saving!!

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